可愛い園舎に住みたい!
子育て世代のフルリノベ住宅

おばあちゃんが通った保育園

東京から、ご両親の住む周防大島に移住されたNさんご一家。

移住先の集落には、おばあちゃんが1期生で通っていた古い木造の保育園がありました。
少子化に伴い、使われなくなった園舎。
その園舎が解体予定だと聞いたNさんは「この建物を引き継ぎたい!」と思い立ち、弊社にご相談いただきました。

紆余曲折を経て保育園を取得され、園舎をフルリノベーションして住まいにすることに。大規模な工事が始まりました。

前途多難!? 改修工事スタート

木造の古い建物ではありましたが、パッと見は、わりと状態の良さそうな建物でした。
ところが壁をはがしてみると、なんと、地面に近いところの柱がすべて腐っていました。
まさか全部ダメだとは……
柱の腐った部分をすべて差し替えるという、とても難しい作業になりました。

外壁もすべてはがしてやり替えることになりました。
昔の小学校の校舎をイメージして、杉板を使った鎧張りの壁にしたので、
とても良い感じに仕上がり、結果オーライ。

幸いなことに、天井から上の部分、屋根などはとてもしっかりしていたので、修繕の必要はほとんどありませんでした。

好きを大事に、自分たちらしく

一般的な住宅にはまったく興味がなかったというNさん。
でも、住まいへのこだわりはとても強い方でした。

ここはこうして、ああして…… ご希望はたくさんありましたが、
壁の改修工事に思いのほか予算と時間がかかってしまったため、
Nさんご自身にDIYで頑張っていただいたところや、何年後かに施工するつもりで手を付けなかった部屋もあります。
前に住んでいた建物で使っていたキッチンを再利用したり、古いお寺の建具を活用したり…

いろいろと工夫を重ねて出来た住まいだからか、不思議とNさんらしさが滲み出ています。

子どもたちがのびのび育つ家

施工~引き渡し当時、Nさんの上のお子さんは小学生、下のお子さんは保育園に通っていました。
完成した家の広々とした空間で遊ぶようすは、なんとも微笑ましい光景でした。

子どもたちの成長はあっという間ですが、人生のうちのとても大切なひと時かと思います。
その子ども時代を、こんなユニークな住まいで過ごせたら、
それは、その子の人生の宝ものになるのかもしれないなと、Nさんのお子さんたちを見て感じました。

子育て時期は何かとお金がかかり、家を建てることを躊躇してしまうかもしれませんが、
古民家を活用したり、DIYを取り入れたりすることで、夢のマイホームが実現することもあります。

Nさんのように、自分の理想を諦めずに、私たちにご相談いただけたら幸いです。

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