子どもたちが
いつか振り返れる家を
(周防大島町)

引っ越し人生

Fさんご家族が周防大島に移住されたのは、6年ほど前。
ご主人の先祖代々のルーツがある周防大島へ孫ターンしました。

ご主人も奥様も、子どものときから何度も引っ越しをしてきました。
大人になってからも引っ越しに次ぐ引っ越し。
「どこか一所に落ち着いて、地に足のついた暮らしがしたい」という思いが強く、
子育ての環境などを考えて周防大島への移住を決めました。

とはいえ、先祖代々の家にはご主人の祖父母が住んでいます。
高齢の祖父母の家に、小さな子のいるFさんご家族が同居するのは現実的ではなく、
賃貸住宅に入居しました。

ところが、家が古くてアレルギーが出てしまったり、
貸主の都合で出ていかざるを得なくなったり… 島に来てから3年で3度の引っ越し。
4度目の引っ越しが決まり、「引っ越しはもうイヤだ!」とマイホームの購入を決意しました。

小さくてもいい

Fさんは、マイホームの購入は今回が初めてではないそうです。
周防大島へ移住される前に、中古住宅を購入されて住んでいたのだとか。
そのときの経験などから、ローンがいくらくらい借りられて、
その予算ならどれくらいの家が建てられて… というのも大まかに把握されていました。

限られた予算で家を建てるには、何かを妥協する必要があります。
Fさんは「小さくてもいいから良い家を」とのことだったので、平屋+ロフトの12坪の小さな家をプランニングしました。

弊社に依頼される前に、じつは他の工務店でプランニングしてもらっていたというFさん。
小さい家を希望するFさんと、5人家族が住むには小さすぎるという工務店の主張とが合わず迷っていたときに、
株式会社くろき建築工房の「小さな住まい」の提案を知ったそうです。

高性能住宅

「予算がたくさんあるわけではないけれど、子どもたちのためにも良い家を建てたい」とのご要望だったので、
Fさんの家は、コストを抑えつつも質の高い家づくりをしています。
一般的な工務店と比べたら、価格は高いほうだと思います。

Fさんの家の断熱材は、木繊維断熱材を使用しました。
たいていの場合コストが高くなるので却下されてしまう木繊維断熱材ですが…

木繊維断熱材は断熱・遮熱の効果が高く、冬は暖かく夏は涼しい家になります。
冷暖房の費用が抑えられるので、長期的に考えたらコストダウンになります。

木が由来の自然と人に優しい素材なので、将来的にゴミにならない。再利用もできるし、処分資するにも費用が抑えられます。

冬はポカポカ、夏は…

Fさんの家は、南側の大きな窓から日射しが差し込みます。
家の引渡しは冬の寒い時季でしたが、暖房をつけなくてこんなに暖かいのか!と私たちも驚くほど。
Fさんは「朝起きるがラクになりましたし、子どもたちも朝早く起きられるようになりました」とおっっしゃっていました。

夏はどこもかしこも厳しい暑さ。Fさんの家は日当たりがよいので、夏を涼しく過ごすには少し不利な環境ですが…
「軒が深いからか思ったより日射しが入ってこないです。木繊維断熱材のおかげか、部屋がカラットしていてジメジメ感がなく、窓を開ければ風もよく通る。冷房をつけたらよく効くし、以前住んでいた家と比べたらかなり快適です」とのことでした。

収納の工夫

小さい家に5人で暮らすとなると、何かとモノが多くなります。やはり収納の工夫が必要です。
実際に住んでみて、困っていないか尋ねてみると…

まず「システムキッチンにしたのは大正解。今どきのシステムキッチンはすごい収納力ですね」と。

そして、
「子どもが3人もいるので、油断したらすぐモノで溢れてしまいます。でも、狭いから片付けもラク。ロフトや収納スペースもあるので工夫すれば結構モノが入ります。そのうち夫婦二人になったらモノも減るでしょうし、今はあれこれ工夫するのが面白いです」とのことでした。

快適・安全・安心

新築の家を建ててみた感想は?

「老後の安心を手に入れたなと感じています。新築なのでお金はかかりましたが、今はまだ働き盛りなので、不安はないです。メンテナンスをしながら、あと40年?50年? しばらく安心して暮らせます。

それに家で過ごすのが、とても快適だと感じます。アレルギーが出にくくなったし、風邪も引きにくくなったような気がします。台風が来ても地震があっても、なんとなく安心感があります。

家が小さいので、子どもたちが大きくなったら狭く感じるかもしれませんが、そのときは敷地内に小屋を建ててもいいかもなぁと思ったり…
島の外の学校に進学するかもしれないし、正直どうなるかわかりません。

もしかしたら、家族で島の外に引っ越すという選択肢もあるかもしれませんが、今回建てていただいたような家ならセカンドハウスとしてのニーズもあるので、売ったり貸したりという選択もあると思うんです。

将来的に誰が住むかはわかりませんが、たぶん40年50年取り壊されることはない。
子どもたちが将来、この場所に来て「僕たちはこの家で育ったんだな」と、子どもの頃の日々を振り返ってくれたらいいなと思っています。

あれこれこだわるうちに予算はオーバーしてしまいましたが、それでも大満足! 建てて良かったです」

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