明治時代の古民家を活用した
宿泊施設「豊武屋敷」
(周防大島町)

明治時代の御屋敷に泊まれる

2025年7月、周防大島・和田に、歴史を紡ぐ一棟貸しの宿《豊武屋敷》が完成しました。

こちらのオーナーは、以前施工させていただいた鮨や大将のオーナー岡本さん。
岡本さんの新たな古民家改修プロジェクトに、私たち《くろき建築工房》も参加させていただきました。

鮨や大将は、周防大島で人気のお寿司屋さんのひとつ。
どうして宿を始めることにしたのでしょうか?

いつかの夢の実現

岡本さんは、鮨屋をオープンする前、周防大島町の民泊の仕事をしていた時期がありました。
仕事でいろいろな家庭での民泊のようすを見ているうちに、「自分もいつか宿泊施設をやってみたい」と思うようになりました。

「せっかくやるなら普通の古民家じゃつまらない」と思った岡本さんは、個性的な物件を探し始めます。

そして、あるときご縁が繋がり、和田の豊武さんのお屋敷を譲り受けることになりました。

長屋門のある御屋敷

明治初期から海運業で栄えた豊武家のお屋敷。
元々のオーナーさんは島外の方で、島内に住んでいるご親戚が管理してきましたが、管理されていた方がご高齢になり、
草刈りなど管理を続けていくことが難しくなって町の地域おこし協力隊の方に相談したそうです。

その地域おこし協力隊の方は、岡本さんが古民家を探していることを知っていたため、「見てみますか?」と繋いでくれたそうです。

見せてもらった物件は、岡本さんの求めていた、ちょっと珍しい建物。
長屋門のある立派なお屋敷は、周防大島ではなかなかないし、宿泊施設としての活用イメージが湧いたのだとか。
昔の雰囲気が残るこの屋敷はあちこち傷んでもいたそうですが、「時間はかかるかもしれないけれど、改修して活かしていこう」と契約に至ったそうです。

大規模リフォーム

今だから書きますが…
修繕規模が大きすぎて、正直なところ、くろき建築工房としては、あまりオススメしたくないような物件でした。

事務スタッフ「あれは相当たいへんですよね…」
黒木「大将にはちゃんと言ったんだけどね…」

事務所でそんな会話を交わしたことも。でも、岡本さんの熱意に押され、やるからには全力で!要所要所をサポートさせていただきました。

あとは岡本さんと、お手伝いの皆さんたちの頑張りで、見違えるほど素敵な建物に再生しました。

予約受付を開始しました

見事に生まれ変わった御屋敷で過ごす、周防大島の夏。
想像するだけでワクワクします!

豊武屋敷のInstagramを要チェックです! ⇒ https://www.instagram.com/toyotake_yashiki/

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