新しいけど懐かしい
集落に溶け込む焙煎所

カフェデコスタリカの外観

地域の方とのご縁を大切に

2022年に周防大島の小積という集落に新築したカフェスペース併設のコーヒー焙煎所です。

施主のFさんの祖父母が暮らすこの集落は、Fさんにとっては子どもの頃に海山をかけまわった思い出の場所。

焙煎所を建てた土地には、かつては小さな商店が建っていたとか。「お店をするなら、この土地を使いんさい」と、地域の方が譲ってくださった土地だそうです。

Fさんから「集落の風景に溶け込むような店にしたい」との要望があったので、外壁には周りの建物にも使われている焼杉を用い、建物の形やサイズ感なども地域に馴染むように配慮しました。

ゆったりと居心地のよい空間づくり

「お客様にゆったりとくつろいでほしい」との想いから、店内の空間づくりにもこだわりました。

例えば、国産の無垢材を多用したり、天井を高くしたり、断熱性を高めたり、ビニールクロスではなく紙素材の壁紙を使ったり……じつは様々な工夫がしてあります。

お店に来たお客様からは「冬なのに暖かいですね」「つい長いしちゃう」「ここへ来たら嫌なことがあっても忘れられるわ」などと言われるそうです。

建築の難しい説明をするよりも、まずは店内に入って違いを体感していただけたら嬉しいです。

限りなく住宅に近い店舗

最初にFさんと打ち合わせをした際に、「今の店は足元が冷えて…」と言われたのが気になりました。
お店の場合、住宅と比べると建物の性能を重視しないケースが多く、暑さ寒さは我慢する場合が多いです。

Fさんが、ほぼ毎日、一日の大半を過ごす場所が、それで良いのか? 
お客様がくつろげるお店とは、どんなお店なんだろう?
と考え、お店にしては高すぎるくらいの性能の建物を提案しました。

住宅に近い高性能の建物をつくるとなると、どうしても費用が嵩みます。
資材の高騰もあり、なかなか厳しい現実がありました。

Fさんと細かい打ち合わせを重ねて、使う素材を一つ一つ決めていきました。

でき上がった建物は、Fさんにとってもくつろぎの空間に。
奥様やお子さんたちもときどきお店に遊びに来られて、
お客様やお店のスタッフと共に、楽しい一時を過ごされているようです。

「歳をとったら、ここに住もうか」と奥様が笑っておられましたが、
本当に、将来的には住まいとして活用もできる建物です。

Café de Costa Rica https://peraichi.com/landing_pages/view/costarica727/

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