くろき建築工房
新事務所

古くて新しい事務所

2024年4月、株式会社くろき建築工房は、新しい拠点・土居で再スタートしました。

この新事務所がほぼ完成したのは、移転予定日の3日前。本当に引っ越せるのか?と内心不安に思っていましたが、なんとか間に合いました。

物件探しから移転までとても期間が短く、代表の黒木をはじめ大工さんや職人さんたちも大忙し。ほかの現場の合間を縫ってコツコツ地道に作業していました。

最終日には私もちょっとだけ作業に参加。最後は、無垢の床に仕上げのアマニ油を塗って、完成! 手前味噌ですが、とても格好よい事務所になりました。

よくある昭和の家が…

最初にこの物件を見たときの第一印象は「ふつう」。築50~60年くらいでしょうか? 古民家と呼ぶには新しく、よくある昭和の家のように思えました。
ワクワクして見に行ったのでなんだかちょっと期待はずれ⁉ 元の古民家事務所ほど格好よくないなぁと感じるも、いやいや、代表の黒木が良しとした物件なのだからきっと化けるに違いないと信じて待つことにしました。

しかし、工事の途中で何度か足を運ぶも、いっこうに格好よくなる気配なし。
この物件が頭角を現し始めたのは、完成の数週間前あたりから。オフィススペースの天井にシナベニヤが貼られたのを見てようやく、「これは格好よくなるぞ!」という確信が持てました。

最初の物件の見極めって難しいものですね。黒木の見立てに脱帽でした。

使えるものはそのまま活かす

今回のリノベーションの経過を見ていて感じたのは、残す・残さないの駆け引きがとても重要だということ。

スケルトンにして作り直せば、それは綺麗に格好よくなるのでしょうけれど、そのぶん費用が嵩みます。
使えるものは使うという選択を上手にできると、昔ながらの良い雰囲気だったり経年美であったりといった、古い家ならではの良さを活かすことができ、しかも費用を抑えられる。そういった駆け引きの上手さが弊社の強みなのだと、改めて実感しました。

古民家事務所で使っていたアンティーク家具や造作家具とも調和して良い感じです。

古くても寒くない

この新事務所は、断熱性能にもこだわっています。

古い家は寒い、そういうものだと思って諦めている方が多いと思いますが、古い家でも性能向上リノベで温かくなるんだというのを、体感できる場にしたいと考えました。

そのカギとなるのが木繊維断熱材。以前もお知らせで紹介させていただきましたが(2024/2/16の記事)、くろき建築工房だからできる新しい技術を取り入れています。
この断熱材を使うと、寒さだけでなく暑さ対策にもなるというから驚きです。

そしてもうひとつの断熱アップの決め手は「内窓」。外側のサッシを残したまま、内側につけられるサッシです。

興味のある方はぜひ、事務所見学にいらしてくださいね。
ご予約はこちらから ⇒ https://kuroki-kk.com/visit/

お問い合わせは
こちらから

受付時間 8:00~17:30 月~土曜
まずはお気軽にお問い合わせください