2025.01.24

古民家再生

こんにちは。くろき建築工房・代表の黒木です。

周防大島で古民家再生に携わるようになり、はや10数年になりました。
古民家再生は相変わらず人気がありますね。
かくいう私も、再生した古民家に住んでいます。古民家で、瀬戸内の暮らしを満喫しています。

なぜいま古民家が人気なのか? 工務店目線で考えてみました。

昔ながらの暮らしを体験できる

古民家では、古き良き田舎の暮らしを体験できるので、都会の人たちや若者に人気があります。
海外からの旅行者にとっても興味深い体験となるようです。
そんなニーズから、1棟貸しの宿として、古民家再生する相談も多くあります。

古民家物件が増えた!

10年前から、住まい手のいない古民家は結構ありました。
でも、10年前には、古民家のニーズがあると思われていなくて、片付けもせずに放置されていました。
古民家は、維持するのも解体するのも大変だし…… と困っていたところに、
昨今の移住ブームもあり、不動産としての田舎の古民家の価値が認知されてきました。

周防大島でも、これまで放置されていた古民家が、片付けられたり登記手続きされたりして、不動産屋さんが扱える物件がちらほら出てきました。
価格的にも比較的安く流通しています。

スケールが大きい

古民家の特徴は、大きな梁と大黒柱、田の字に配置された和室に床の間や書院、そして離れや農舎小屋、畑に裏山…… 
そのスケールといったら都会の家や現代住居とは桁違いです。

敷地が広く建物も大きいので、自宅兼店舗として利用される方にも好都合。
事例を見てみると、カフェ、うどん屋さん、パン屋さん、タイ料理屋さん…… あ〜魅惑の食べもの屋さんばかり!
他にも、民泊、事務所、アトリエ、ギャラリーなどの利用にも適しています。

ぜひあなたも周防大島の古民家で、新しい暮らしを始めてみませんか?

さて、今日の写真は、只今絶賛再生中の周防大島の古民家です。古いタイル風呂を再生し、脱衣室を作っています。

レンガ塀ギリギリに建てられた、このお風呂。都会でもないのに、こんなギリギリに建てるとは……。この狭い隙間に外壁を貼っていきます。

設備屋の職人さんが「なんか、温泉宿っぽくなってきましたねぇ~」って。
そんなひと言を励みに、今日も頑張ります😊

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